2020年12月のご案内
師走になりました。相変わらず、色々と気を使いながらの生活が続いています。今年は、そしてもうしばらくは、あまり無理をせずに、今取り組めることを大切にしながら過ごしたいな、と思いました。
11月にTREの研修会が行われました。当初は海外のプロバイダーの方々ともご一緒の予定でしたが、今回は国内の方々のみで、世の中の状況を鑑みて、小さめな規模で行われて。
富士山に見守られながら過ごした数日間。
心を見つめたり、本来の身体の状態に戻っていくためのワークに取り組む中で感じられたことを、少しシェアしたいと思います。
カウンセリングのフォーカシングに似たようなワークの時に、私の内側からは、孤独感や孤立、多くの人に心を開いていない自分などが感じられました。柔らかな内面を守るための分厚い壁。もし、守っている壁のようなものが無くなった時にどう感じるのか、内側の感覚を探りました。最初は不安感のようなものが感じられました。でもその場所で、もうしばらく過ごしてみます。すると徐々に、私の下の方から、静寂や安心感のようなものが、微かに感じられて。その場所で、少しずつを力を抜いていきました。壁がなくて壊れやすい状態の私が、ここで力を抜いたら、崩れてしまうのではないか。そんな想像が一瞬、頭をよぎりました。でも崩れないようでした。逆に、しっかりと安定している自分が感じられてきました。大地に、重力によって、私は支えられている。そこには安心感のようなものも広がっている。よく使われる言葉であるグラウンディングや、ハラの感覚の実感が深くなった瞬間でした。大地（自然）に身を預けて、信頼していいのだ、と。このような感覚の変容は、講師や参加者の皆さまのお話のお陰、そして、どっしりと構えた富士山の麓だからこそ、経験できたことのように思いました。
ギュッと身体に力を入れて、自分の存在を形作ることが求められるかのような社会。だけれども、本当は、力を抜いた方が本来の状態に近づくのだろうな、と。力を抜けば抜くほど、重力の反発力が感じられて、重力に支えられている実感が湧いて。背筋がすっと伸びて、しっかりと自分の足で立っている実感や、大地にしっかりと根付いている実感が得られるかのような。そして、少し大げさかもしれないけれど、地球を形作る命の一部として、ここに在る実感が湧いてくるのではないだろうか。その結果として、自分の内側に、富士山のようなどっしりとした安心感のような感覚が生まれたり、人それぞれの本来の状態になっていくのではないか。そのようなことを思いました。
師走のお忙しい時期を過ぎたら、年末年始、心と身体を緩ませやすい時期の方が多いかもしれません。帰省や遠くへの外出は控えめになりそうな状況ですが、今いる場所で、力を緩めて過ごされますように。どこにでも変わらずある大地、地球に少し意識を向けてみる。大地を通して、離れて過ごす方々とも繋がっている。そのような思いの寄せ方も、今の時期は良いように思えました。
◎12月、1月のサークル活動日
※定期的にご参加いただくサークルというよりも、お時間が合う時、気が向いた時にご参加いただいて、TREを続けやすい場になればと思ってサークルと名付けています。初めての方も、お気軽にご連絡下さいね。
日時：
12月13日（日）
1月17日（日）
※適宜、換気しながら行いたいと思いますので、いつもより暖かめの服装をご準備ください。
10時15分～11時45分（10時開場）
定員：3名様
参加費：2000円 ※当日に現金でお願いいたします。
会場：片平市民センター 第3和室
（仙台市青葉区米ヶ袋1-1-35）
地下鉄東西線「大町西公園駅」徒歩8分
地下鉄南北線「五橋駅」徒歩13分
バス停「東北大正門前」すぐ
服装・持ち物:
動きやすい楽な服装でお越し下さい。
タオル、飲み物。
（ヨガマットは人数分、ご用意しております。）
お申込みにあたってのお願い:
大きなケガや手術から3か月以内の方、妊娠中の方はお申込みをご遠慮いただければと思います。
◎対面での個人セッション
対面での個人セッションは、仙台市内の公共施設にて承っております。ご希望の方は、ご都合の良い日時（第３希望まで）をご連絡下さい。
◎オンラインでの個人セッション
この3年くらいの間にお会いした皆さまへ、Zoomでのオンラインセッションを行っております。オンラインセッションは引き続き、無料で行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
