2025年11月のご案内

暦に合わせるかのように、一気に秋らしくなってきました。
朝晩、ひんやりとしつつも、澄んだ空気が心地よく感じられ、身体の内側も澄んでいくかのようで。
日常のちょっとした合間にでも、秋らしさを身体で感じて、地に足をつけて日々を過ごしたいな、と思いました。

秋らしさを感じにくいな、という時は、(気がつかないうちに)緊張の日々をお過ごしだったり、あるいは疲れすぎのサインかもしれません。ご自身を労わる時間を増やして、どうぞご無理少なくお過ごしくださいね。

最近、積読してきた本を眺めていたら、TREのことや、TREを開発されたバーセリ博士の言葉が散りばめられている本と出合って。

マンガ版 トラウマや不安、痛みって本当に不思議 でも私は大丈夫、と言える本
著:スティーブ・ヘインズ、マシ・ノール
訳:浅井咲子

マンガ版とあるように、イラストが中心の本で、トラウマや不安、痛みの仕組みについて分かりやすく、幅広い観点から概説されている本。内容のベースは自律神経系の観点から、ストレス、PTSD、発達性トラウマを連続的に捉えたポリヴェーガル理論の観点でお話が進むので、ストレスが多い現代社会に暮らす私たちにとって、どなたにでもお役に立つ部分がある本だと感じられました。

”トラウマを癒すこと、それは身体と出会うこと”
”グラウンディングとは、今この瞬間に安全とつながりを見出すこと。本来、グラウンディングとは、身体とつながること”
”私たちは、人生でトラウマを経験し、トラウマを生き延び、そしてトラウマから回復できるように遺伝的にできている。もしそれが不可能だったら、私たちは種として滅んでいただろう。トラウマは、実は私たちの進化の過程の一部だったのだ(バーセリ博士の言葉)”

イラストに添えられた文章からだけでも、ハッとする言葉がたくさんあって、そして気になる内容は自分で調べて深めていく、きっかけにもなりそうな本です。

そして最後の章、”許し”についての内容が一番心に残り、考えさせられました。苦しいものや見たくないものからは、程よい距離を保つ方が安全だけれども、そこから一歩踏み込んでいった先にある世界観に触れられていました。
TREセッションの時に、「ご自身のからだが自由に過ごすのを温かく見守りましょう」とよくお伝えしています。私はそれでも十分だと思うのですが、もし、ご自身の内側の気になるところに近づいても大丈夫、と感じられたら、もう少し近づいてみるのも良いかもしれません。より積極的に見守り、受け止めた先には、ご自身への許しのような状態に至るのではないかな、と思います。それは、私たち一人一人が命を深めていく道の一つなのかもしれません。

11月、寒暖の差が大きい時期ですので、皆さま体調にはお気をつけくださいね。
深まる秋を楽しみながら、どうぞお元気にお過ごしください。

◎11,12月のサークル活動日
※定期的にご参加いただくサークルというよりも、お時間が合う時、気が向いた時にご参加いただいて、TREを続けやすい場になればと思ってサークルと名付けています。初めての方も、お気軽にご連絡下さいね。

日時:
11月3日(月祝)10時15分~11時45分(10時開場)
11月24日(月祝)10時15分~11時45分(10時開場)
12月14日(日)13時15分~14時45分(13時開場)
12月21日(日)10時15分~11時45分(10時開場)

※12月14日は午後に開催いたします。ご注意くださいね。

定員:5名様

参加費:2000円  ※当日に現金でお願いいたします。

会場:片平市民センター 第3和室(建物の2階です)
(仙台市青葉区米ヶ袋1-1-35)

地下鉄東西線「大町西公園駅」徒歩8分
地下鉄南北線「五橋駅」徒歩13分
バス停「東北大正門前」すぐ

服装・持ち物:
動きやすい楽な服装でお越し下さい。
タオル、飲み物。
(ヨガマットは人数分、ご用意しております。)

お申込みにあたってのお願い:
大きなケガや手術から6か月以内の方、妊娠中の方はお申込みをご遠慮いただければと思います。

◎対面での個人セッション
対面での個人セッションは、仙台市内の公共施設にて承っております。ご希望の方は、お気軽にご連絡ください。
(土日を中心に承っておりますが、平日をご希望の場合もお気軽にご連絡くださいね)。



片平市民センター近くの木々も、少しずつ色づいてきました

2025-11-02 | Posted in TRE, 今月のセッション日程Comments Closed 

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