2021年7月のご案内

7月となり、本格的な梅雨の時期を迎えています。大雨の影響で大変な地域もあるようです。皆さまどうぞお気をつけて、そして被害の少ない梅雨でありますように。

最近の日々の暮らしの中で与えられた気づきをシェアしたいと思います。
職場で仕事の役割が少し変化した時に、サッと対応出来ない気持ちが私の中に生じました。理屈としては理解出来るものの、私の自我が執着して、自分の中で腑に落ちるのに少し時間がかかりました。普段、TREでも、太極拳の練習会でも、風の強さに応じて過不足のない動きをする、柳のようなしなやかな身体が理想ですね、とお伝えしているけれども、実際に自然に動けるかと言うと、なかなか難しいもので。そして思考においても、外界からの刺激に対して自然な反応や受け止めた方が出来たらいいな、しなやかな心でありたいな、と思いつつも、身体以上に思考は手強く、こだわりが強いと感じられて。ある神学者の方の有名な一節が思い浮かび、その実践の難しさを感じました。
「主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと、
変えられるものを変える勇気と、
その両者を見分ける知恵を私に与え給え」

そのような時期、セッションさせていただいている時に、ハッとする言葉と出会いました。
『今の自分のまま、何者にならなくても、生きていたら、それでいい』
私に向けられた言葉ではないのに、まっすぐな言葉が心に響いてきました。そして私の中で執着していたものが、解きほぐれていくかのようでした。
物事を理解するためのメッセージは、思わぬところからやってくることがあるようです。日々の暮らしの中で訪れる、目には見えない連動性をありがたく思いました。

また、セッションの練習のようなことをしている時に、ふと、次のように思うことがありました。
この場で、もう私が何かお伝え出来ることは無い気がする、と。もう私は、必要ないのかもしれない、と。
クライエントへの依存という感じではなくて、もう少し漠然とした私の心の課題、特別な何かをしなくては自分の価値はない、といった虚無感に似たものだった気がします。
すっと心を整え直して、今に集中して力を尽くしました。目の前に見えるものをしっかりと受け止めながら、同時に、相手との繋がりの中で感じられる私の感覚に、ただただ集中しました。そうして終えた時に、無事にお役目のようなものを果たしたのかな、と思えました。喜びに溢れているわけではなく、どちらかと言うと、静かで、淡々としていて。カウンセリングと似ている感覚でした。カウンセリングのような心持ちでお話を聴いている時に、お話がよく理解できるな、とか、上手く聴けているな、と思った瞬間に、話し手の心から離れてしまい、内省的な場は崩れていきます。
何事においても、ただただ純粋に、力を尽くすこと。それしか出来ず、そして、それで十分なのだろう、と。そうしたら、その場で自然に為すべきことが為されているのだろう、と。私たちは自然界の連動性の中で生かされている、見分ける知恵が与えられている。そう信頼して、そして少し肩の力を抜いて、出来ることに力を注いで歩めば、それで十分なのだろう、と。
日々の暮らしの中で降り注がれているメッセージを、導きのようなものを受け止めながら、今日も健やかに歩みたいな。そのように思いました。

今月も、どうぞお元気にお過ごしくださいね。

◎7月、8月のサークル活動日
※定期的にご参加いただくサークルというよりも、お時間が合う時、気が向いた時にご参加いただいて、TREを続けやすい場になればと思ってサークルと名付けています。初めての方も、お気軽にご連絡下さいね。

日時：
7月25日（日）
8月29日（日）　→お休み
※しばらくの間、社会状況の様子次第での開催となります。お休みの場合は、前日までに、このページを修正してご連絡いたしますね。

10時15分～11時45分（10時開場）

定員：3名様

参加費：2000円 　※当日に現金でお願いいたします。

会場：片平市民センター　第3和室
（仙台市青葉区米ヶ袋1-1-35）

地下鉄東西線「大町西公園駅」徒歩8分
地下鉄南北線「五橋駅」徒歩13分
バス停「東北大正門前」すぐ

服装・持ち物:
動きやすい楽な服装でお越し下さい。
タオル、飲み物。
（ヨガマットは人数分、ご用意しております。）

お申込みにあたってのお願い:
大きなケガや手術から3か月以内の方、妊娠中の方はお申込みをご遠慮いただければと思います。

◎対面での個人セッション
対面での個人セッションは、仙台市内の公共施設にて承っております。ご希望の方は、ご都合の良い日時（第２希望まで）をご連絡ください。

関連記事